あやまれ、つぐなえ、なくせ原発

 広野町や楢葉町から他地域に避難している人への風当たりが強くなっていることに心が痛みました。
 「避難者が増えすぎて病院や保育所などに入れない、ゴミは増える。でも彼らは住民税を払っていないではないか」…。
くらしの厳しさのはけ口を避難者に向ける「ムード」が広がっていると各地で聞きました。
 もちろんごく一部ですが、やりきれない思いです。
 そんな中で、希望を開くのは「原発事故の完全賠償をさせる会」です。避難者を勝手に線引きしわずかな賠償額に差をつける、「自主的」避難者は対象にしない…など、東電の被害者分断策に抗し、「あやまれ、つぐなえ、なくせ原発・放射能汚染」を掲げ、たたかう組織です。
 この会が中心になり原告団を結成。三月十一日、東電と国を相手に訴訟を提起しました。応援します!



 津波でやられた、いわき市の豊間中学校。バレーボール祝県代表の懸垂幕は2年前のままでした。ここでの再開は断念したそうです。


 今回の福島視察は、この2年が何だったのか、改めて感じさせられたものになりました。国も自治体も、被災地、被災者・避難者の痛みを、真正面から受け止めて、政治をすすめるべきです。


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