私は委員会で、昨年秋に御徒町公園で行われたヘイトスピーチの写真を示し、「台東区内でも頻繁に行われるようになっている。子どもたちが人種差別や社会的マイノリティーを排斥する口汚い叫び、プラカードを見ている。絶対に許せない」と意見書採択を呼びかけました。
 他の会派の委員からも、報道やインターネットで見て、許すべきではない、との意見が続出。ただ、表現の自由の観点から、法整備まではどうか、との見解も出されました。
 私は、表現の自由とは、その人の自己実現を保障するもの。それによって他者の自己実現を著しく妨げていい訳がない、と京都朝鮮人学校の被害生徒が未だにPTSDで苦しんでいる例を挙げ、討論。審議は「趣旨採択」の方向へすすみました。
しかし私はこの間、議会が「趣旨採択」をしながら実現の方向にすすまなかったことを危惧。意見書を出すことをここで合意しない限り、「趣旨採択」ではだめだ、と粘りました。
伊藤まんたろう副委員長が、「法整備など」と表現を工夫すれば意見書を出せる。その方向でいこう、とまとめました。


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