敗戦70年の8月15日を迎えました。日本の侵略戦争により犠牲になったアジアはじめ諸国民のみなさん。そして日本の先達に心から哀悼の意を表します。
そして日本はいま、安保法案が国会で正念場を迎え、「戦争か平和か」の歴史的岐路に立たされています。この法案の成立を阻止し、なんとしても平和な日本と世界を実現するため、全力をあげる決意です。


戦争に前のめりになる政府、自衛隊
安保法案が、日本の国土や国民のいのちを守るのではなく、アメリカと一緒に海外で戦争する自衛隊派兵の仕組みであることは、もうだれの目にも明らかになっています。
しかも、国会で審議中であるにもかかわらず、自衛隊は法律成立を前提に、海外派兵の部隊編成を計画していたこと、アメリカと対テロ戦争の共同訓練を行っていたことが明らかになりました。
国会、国民を無視した自衛隊の、この前のめりの姿勢は、侵略戦争に暴走していった時代の軍部を彷彿とさせます。許すことはできません。
軍事力の誇示、力には力の抑止力では戦争はなくせません。むしろ危機が深まるばかりです。紛争は話し合いで解決する。絶対に戦争にはさせない。日本国憲法九条の精神は、2000万人のアジア諸国民、310万人の日本国民の大変な犠牲の上に、この平和のルールを高く掲げました。
いま憲法九条をまもり、生かした平和日本を築くため、政治・信条の違いを乗り越えて、力をあわせましょう。

●台東区から「戦争法案ストップ」の運動を
平和を願う運動が、世代を超えて草の根から広がっています。区民のみなさんの付託を受け、台東区という一自治体の政治にたずさわる一人として、台東区から戦争法案反対の声をもっと大きくしていきたいと強く思っています。
区内でも政党の違いを超えて、共同行動が取り組まれるようになりました。7月は日本共産党だけでなく、民主党区議や社会党、新社会党の方たちとともにスタンディング行動が3回おこなわれました。
近日中に、「戦争法案に反対する台東総がかり行動実行委員会(仮称)」が結成され、9月2日(水)夜、浅草でパレードが行われる予定です。
台東区議会は「戦争法案を廃案に」の区民陳情を、わが党以外は採択しようとしませんでしたが、9月の定例会では意見書が合意できるようがんばります。
みなさん。ご一緒に声をあげましょう。



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