(吉住区長) 私は消費税増税について容認する、しない、と答弁したことはない。 消費税率の引き上げは社会保障財源を確保する観点からの検討がなされており、開会中の国会で議論されているので動向を注視して参りたい。
(区長) 区は社会経済状況の変化に応じ、融資制度を改善し、現在14種類のあっせん制度を設け、利子と信用保証料の補助を行っている。 現時点では、委員提案の新たな制度をつくる考えはないが、環境の変化に応じ、効果的な融資制度を実施する。
(秋間) 二つ目の提案は、不況にあえぐ中小企業の仕事確保のため、区のすべての事業での発注率をつねに調査し、目標を持って施策の改善を行うことだ。 区の事業は、福祉や街づくりを担う大事な仕事に支えられている。高齢者の住宅バリアフリー改修、地震に強い建物にする工事や家具転倒防止器具の取付け、太陽光パネルや屋上緑化工事など、たくさんあり、これらの仕事が、区内中小企業に回れば、地域経済をぐっと底上げできる。 物品購入や公共工事は当然だが、耐震補強工事、高齢者住宅改修、環境にやさしいエネルギー利用促進はじめ、すべての事業で、区内事業者への発注がどうしたら増えるかをテーマに目標をたて、施策改善を進めるべきではないか。 (区長) 私は可能な限り、区内中小企業を優先して発注を増やす考えをもって各種事業を実施してきた。 今後もそのような意識を持って事業を展開していく。
(区長) ハザードマップは、洪水は区が、建物倒壊や液状化は都が改定する予定だ。これらの修正を見据え、都市計画マスタープランの見直しの必要性を検討する。 谷中・根岸は、助成制度の要件を緩和するなど、建て替えに関する利用しやすい支援策を検討していく。
(野田沢教育長) 竜泉保育室の新設、千束保育園でのゼロ歳児保育開始など対策を講じたが、入所希望者の大幅増で、待機児童は今年度より増える可能性が高い。 認可保育所の区南部への早期整備を検討する。
(教育長) すべての子どもに学力や体力など基礎を身に着けさせることは公教育の使命だ。 所得いかんにかかわらず、きめ細かい指導をすすめるなど重点的にとりくむ。 他の自治体の取り組みには課題もあるのでは、と認識しており、情報収集に努め慎重に検討する。
(教育長) 子どもの安全・安心の確保と保護者の不安を取り除くため、より一層の柔軟な検査体制が必要だ。 現在国に貸与を申請しているが、購入も検討していく。 (区長) マップ作成はいまは考えていないが、今後、定点ポイント以外でも必要に応じて空間線量測定を行い、区民に情報を提供していく。
(教育長) 副読本は放射線に関する知識、利用、エネルギー源としての記載があり、事故の際に身を守る方法も明記されている。 教育委員会は、正しい知識と理解を深めることが大事、と認識しており、子どもが適切に判断・行動できるよう副読本を活用していく。
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