これってあり? 疑問が自分から社会に向いた!

 10月5日、明治公園で開かれた全国青年大集会に参加しました。昨年参加した3300人の集会もすごかったのですが、今年は4600人。裾野の広がりとパワーアップに圧倒されっ放しでした。





 首都圏青年ユニオンの分会が台東区にできたのが2005年4月です。私はその少し前から、分会長の松崎真介君(当時、浅草の老舗和菓子屋「梅園」の従業員。写真は当時、雷門前でのツーショット)と知り合いになり、サービス残業や有給休暇、社会保険取得のたたかいをすすめる青年の労働運動を支援してきました。
日本共産党はここ2年近く、彼らのたたかいを背景に、国会で粘り強くワーキングプア、「働く貧困層」問題をとりあげ、政府も派遣労働改善に動かざるを得なくなっています。 
 私が松崎君と出会ったころは、「蟹工船」がブームになるほどの広がりになるとは、想像もできませんでした。

 



 私がかれらと付き合って心から感動するのは、「正社員になれない、賃金が安いのは自分のせいだ」という自信のない暗くて弱い目から、「おかしいのは会社や社会では?」とつぶやき、ただ働きやパワハラ、差別に「これってあり?」と声をあげ始めると、自信に満ちた生き生きした目に変わる時です。
 それだけに、若者をここまで自己肯定できなくさせた政治に怒りを感じます。これからも彼らの運動を支援していきたいと思っています。