◎浅草橋のOさん(68)は一昨年、生活困窮のため餓死寸前で発見され、救急搬送後、区外の3病院を転々としました。受け入れ病院が見つからず、最後の病院があった豊島区のデイサービス施設に宿泊するようになり、1年半になります。一つの部屋に男女別なく5人が就寝。宿泊は介護保険外ですから、無収入のОさんなのに月13万円かかります。区外のお姉さん(72)が払っています。
◎根岸のTさん(76)は昨年脳梗塞で倒れ、区内の急性期病院から療養病床に移り、今年3月、受入先がなく茨城の病院へ。6月には都内の病院に移れましたが、わずか1ヶ月で8月6日に山梨の病院へ。どの病院も目がうつろでしゃべれない人、奇声を発する人ばかり。認知のないTさんは私が見舞いに行くと「死なせてほしい」と泣きます。 |