許せない! 学校給食費値上げ
 1月23日の区民文教委員会で、来年度から小中学校給食費の値上げ方針が報告されました。(「熱い論戦」区議会報告参照)
 これだけ雇用環境が悪化している時、子育て世帯に負担増を求めるとは、何を考えているのか! 私は委員会への報告を聞き、驚きと怒りを禁じえませんでした。
 私は一昨年の決算委員会で、区内20代・30代・40代の半分が年間所得250万円以下であることを明らかにしました。それから一貫して、子育て層と子どもの貧困問題をテーマに質問をしてきました。
 この委員会では、就学援助(給食費や修学旅行費などの私費負担を援助する制度。台東区では生活保護基準の1.26倍以内の所得が要件)がどうなっているのか、と質問しました。
 現在小学生で25.7%・4人に1人、中学生で31.6%・3人に1人が就学援助を受けていること、年々その率が上がってきていることが明らかにされました。
 それでも、私以外の自民、公明、民主系会派すべてが値上げを認める姿勢を示しました。中には、来年度だけ行う値上げ分の3分の2負担を軽減する措置は、区議会が提案して行ったことを、値上げと同時に区民に知らせよ、などと主張する輩がいる始末。
 給食費値上げをストップできなかった区議会、というのが真実であり、それを糊塗するなど、とんでもありません。
 台東区の積立金の1000分の1=3800万円の財源があれば値上げをしなくて済むのです。財源は十分です。
 力を合わせ、給食費値上げをやめさせましょう。